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【新卒】アウトソーシング業界は「やめとけ」?正社員型派遣のデメリットと信頼できる優良企業の見つけ方

【現役人事からの警告】甘い言葉に騙されてない?アウトソーシング業界の真実
就活生

就活イベントで声をかけられて、『うちの会社なら未経験でも正社員として、色んな大手企業で経験が積めるよ!』と言われました。名前を聞いたことのない会社なんですが、大手で働けるならいいかなと思ってるんです!

みなと

ちょっと待ってください! その『大手で働ける』という口説き文句だけで決めてしまうのは、あまりにも危険です!

こんにちは、現役人事のみなとです。

今回は、就活生が最もミスマッチを起こしやすい最大の落とし穴、「新卒での正社員型派遣(アウトソーシング)就職」について、現役人事の視点から少し厳しい「現実」をお伝えします。

結論から言うと、もしあなたが「安定してキャリアを積みたい」「スキルアップして市場価値を高めたい」と考えているなら、安易にこの業界を選ぶのは「やめとけ」と断言します。

この記事を読んでわかること
  • 「アウトソーシング業界の正社員」「一般企業の正社員」は何がどう違うのか
  • 現役人事が伝えたい!正社員型派遣の「3つのやばいデメリット」
  • 中途採用市場のリアル:派遣社員の経歴は人事の書類選考でどう評価されるか
  • 入社前に実態を確認する!面接で使える質問・契約書の読み方・甘い言葉の解読法

キャリアの選択は自由ですが、「知らずに入って後悔する」ことだけは避けてください。ブラックな働き方に搾取されないための防衛策を、ここですべてお伝えします。

こんな方におすすめ
  •  就活イベントやスカウトサービスで「アウトソーシング業界」を勧められた27卒・28卒の方
  • 「未経験から正社員として大手企業で経験を積める」という言葉が気になっている就活生
  • アウトソーシングの正社員と一般企業の正社員の違いを具体的に知りたい方
  • すでに正社員型派遣で働いていて、転職を検討している

当てはまると感じた方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

「アウトソーシング業界の正社員」と「一般企業の正社員」はどう違うのか?

まず、あなたがアウトソーシング業界の採用担当から言われた、「正社員として大手で経験が積める」という言葉は嘘ではありません。

ただ、それは、一般的に想像する「正社員」ではなく、いわゆる「派遣」と呼ばれる働き方になります。

就活生

「派遣」って正社員とは違う働き方なんじゃないの? 正社員なのに派遣ってどういうこと?

みなと

いいところに気が付きましたね。「派遣」という働き方にも色々な種類があるのですが、今回の場合は「正社員型派遣(技術者派遣)」と呼ばれるもので、正社員として派遣元の企業に雇用されながら、派遣先の企業で働くという働き方になります。

一般企業とアウトソーシング業界、確かにどちらも雇用契約書の形式上は「正社員」ですが、実は同じ正社員でも、その中身は全く異なるんです。

人事として採用担当をしてきた経験から、両者の違いを整理すると次のようになります。

スクロールできます
比較項目一般企業アウトソーシング
雇用契約 無期雇用 無期雇用
勤務先 自社 他社
仕事を指示する人 自社の上司・先輩 派遣先企業の担当者
OJT・教育体制 直属の上司・先輩から指導 基礎研修後、ほぼ現場任せ
キャリアパス 自社内で昇格・異動・専門化 長期的なキャリア設計が困難
勤務地 自社の拠点(本社・支店等) プロジェクトごとに変わる
給与 年功序列や成果によって
上がっていく
一定以上からは上がりにくい
ボーナス・評価 上司が働きぶりや成果を
直接見て判断
客先からの報告に基づくため、
正当に評価されにくい
転職市場での評価 しっかりとスキルやキャリアを積んでいる「派遣」なのでスキル・経験が浅い

こうして並べると、雇用契約の形式は同じ「正社員」でも、働く場所・指揮を受ける相手・育ててくれる人・評価してくれる人・帰属感など、雇用形態以外の全て異なることがわかると思います。

次の項目から、これらの違いによってどういったことが生じるのか、アウトソーシング業界(正社員型派遣)のデメリットについて解説していきます。

現役人事が伝えたい「3つのやばいデメリット」

なぜ多くの人が「アウトソーシングはやめとけ」と言うのか。そこには構造的な3つのデメリットが存在するからです。

デメリット①:新人でもいきなりプロとしての活躍を期待される

「未経験からでも、入社後に研修をしてあげるから安心して活躍できるよ!」というのは派遣業界の常套句ですが、現場の実態は大きく異なります。

研修は名ばかり

確かに入社後に研修はありますが、それは数週間〜1ヶ月程度のとても短い期間で行われ、内容としてもビジネスマナーやPC業務の基礎といった、社会人としての超基本的なことを教えられるだけです。

そして、その短い研修を受けた後、あなたはすぐに単身で客先の下へ送り出されることになります。

みなと

これは施工管理やIT業界など専門性の高い仕事でも同じで、確かに専門的な研修を受けることはできますが期間は一般企業の正社員に比べて遥かに短く、「えっ、もう現場に行かされるの?」と思う人がほとんどです。

現場は「即戦力」を求めている

あっという間の研修が終わって客先へ行くと、そこであなたは「一人で仕事が出来るプロ」として、いきなり実務を任せられることになります。

右も左もわからない状況だと思いますが、派遣先の社員からすると、あなたは「費用を払って呼んだ外部スタッフ」であるため、たとえあなたが新人だからといっても、手取り足取り仕事を教える義理はありません。

みなと

むしろ、「高いお金を払ってるんだから、このぐらいできて当たり前でしょ」という冷ややかな目で見られ、放置されることも珍しくありません。

そうして、ろくなOJT(実務訓練)も受けられないまま実務を任され、そこで「使えない」と烙印を押されてしまうと、誰にでもできる簡単な雑用(データ入力の繰り返し、書類の整理、簡単な確認作業などばかりを何年も任されることになります。

これでは、あなたが夢見ていた「大手企業の経験を活かしたキャリアアップ」はいつまで経っても叶うことはありません。

デメリット②:「いろいろな現場に行ける」=「強制転勤と疎外感」

「色んな会社で経験を積める」というのは、言い換えれば「一つの会社でじっくりと経験を積むことができない」ということです。

プロジェクト終了=強制異動

あなたが派遣先で頑張って仕事を覚えて、なんとか任せられたプロジェクトを終えることができたとしても、それが終われば当然次の現場へ行かされます。

次に働く場所は、今住んでいる場所から通勤2時間以上かかるところかもしれませんし、今までやっている仕事や、自分のやってみたい仕事とは全く関係の無い分野かもしれません。

たとえやりたくない仕事であっても、あなたは派遣元の正社員であるため、会社の命令に対しての拒否権はほとんどなく、言われた通りに異動を繰り返していくことになります。

永遠の「よそもの」扱い

派遣先では、たとえ同じような仕事をしていたとしても、あなたは「派遣」として来ている人という認識であり、派遣先に直接雇用されている人(プロパー)とは、精神的な壁を感じることになります。

同じ場所にいるのに常に「よそもの」として扱われ、会社のコアな情報や、重要なプロジェクトの意思決定からは必ず蚊帳の外に置かれるという疎外感は、あなたのメンタルを深く蝕んでいきます。

もし、あなたが頑張ってコミュニケーションを取って、派遣先の人達と信頼関係を築いたとしても、先述の通りプロジェクトが終われば全てリセットされてしまうんです。

みなと

派遣先で仕事ぶりが気に入られてその会社に引き抜かれる。という可能性もありますが、非常に稀なパターンです。どれだけ派遣先の人達といい関係が築けていたとしても、客先の上層部から「もう大丈夫」と判断されただけで、頑張って築いた関係性は全てリセットされてしまいます。

デメリット③:上がらない給料と「マージン搾取」の構造

アウトソーシング業界(正社員型派遣)の年収は、一般的に上がりにくいと言われてます。

それがなぜかと言うと、「派遣先が支払う派遣料」から派遣元が「自社の利益(マージン)」を引いた残りが、あなたの給料になるからです。

一般的に、このマージン率は数十%と言われており、あなたがどれだけ一生懸命働いたとしても、決められた単価以上は派遣元の取り分として引かれています。

そのため、業界にもよりますが、「30代、40代でも年収が400万円以上にならない」ということも珍しくありません。

みなと

あなたがどれだけ現場で成果を出しても、『あなたの給料を決める派遣元の上司は、あなたの働きぶりを直接見たことがない』んです。派遣社員は現場からの形式的なアンケート評価だけでボーナスが決まるため、正当に評価されている実感が持てず、モチベーションが維持できなくなる人が後を絶たないのが現状です。

【超重要】中途採用市場のリアル:人事は「派遣社員の経歴」をどう見ているか?

「とりあえず数年だけ我慢して、スキルがついたらちゃんとした会社に転職すればいいや」そう考えている学生さんもいますが、これは非常に甘く、危険な考え方です。

私は採用担当として年間膨大な履歴書を見ていますが、人事の本音(リアルな書類選考の裏側)を特別にお伝えします。

【人事の評価会議の裏側(中途採用時)】

人事A
「このAさんは新卒で人材派遣の会社に入って、大手企業で働いていたんですね。」

人事B
「ただ大手で働いていたといっても、大手企業では派遣社員に大事な仕事は任せないと思うから、即戦力として活躍できるスキルや経験は身についていないだろうなぁ…」

人事A
「そうですね、社会人としては同じ年数ですけど、新卒で入った会社でずっと経験を積んできたBさんと比べると、活躍してもらえるかは怪しそうですね…」

人事B
「では、このAさんはお見送りということにしましょう。」

これが転職市場の現実で、「資格」という目に見える形で身に着けていない限り、あなたが面接でスキルや経験をアピールしたとしても、「派遣」として働いていたということで、信頼を失ってしまうんです。

これまでの話を踏まえてお伝えすると、新卒カードという強力な武器を使ってまで、わざわざ「派遣」の道を選ぶメリットは極めて少ないというのが事実です。

「やめとけ」と言われる業界を回避するための具体的アクション

これまで私はアウトソーシング業界(正社員型派遣)のデメリットをお伝えしてきましたが、裏を返せば「あまり責任を負わずに働ける」「人間関係のしがらみが薄い」というメリットもあります。

短期的な目線で見ると確かに気楽な働き方かもしれませんが、非常に勝手ながら、私はあなたの未来を守るために「アウトソーシング業界(正社員型派遣)はやめとけ」と声を大にして言い続けます。

もしあなたが「大手には受からなかったけど、どうしても大手企業で働きたい」「就職活動が辛くて、早く終わりたい」と思っていたとしても、アウトソーシング業界(正社員型派遣)ではなく、「中小だとしても、自社で長く丁寧に育ててくれる優良企業」を粘り強く探すべきです。

職種や業界を問わず、あなたのことを大切に、将来の活躍を見据えて育ててくれる会社は必ずあります。

就活生のあなたへ:今すぐ「優良企業」を探し直そう

就活生のあなたへ、今から動けばまだ全然間に合います。

あなたは今アウトソーシング業界の採用担当に、「自分にはアウトソーシングしかない」「正社員型派遣は素晴らしい働き方だ」と思い込まされているだけかもしれません。

先程もお伝えしたように、たとえ知名度が低い中小企業だとしても、新卒を大切に育ててくれる優良企業は山のようにあります。

もし、「ここから改めて一人で探すのはしんどい…」と感じるのであれば、そんな時はプロの力を借りてください。

【おすすめのアクション】

正社員型派遣のような不安定な働き方ではなく、あなたの適性に合った「自社で長く大切に育ててくれる優良企業」を厳選して紹介してくれる就活エージェントを活用しましょう。

学生は完全無料で利用できるので、まずは現状について就活のプロに相談をしてみて、一緒にこれからの計画を立ててみるのはいかがでしょうか?

▶ [キャリセン就活エージェントで「安心して長く働ける優良企業」を紹介してもらう]

既にアウトソーシング業界で頑張っているあなたへ

もし、この記事を読んでいるあなたが既にアウトソーシング業界で働いていて、「給料が上がらない」「スキルが身につかず将来が見えない」と悩んでいるなら、一刻も早く脱出の準備をして、一般企業の正社員を目指してください。

年齢を重ねるごとに「スキルなしの派遣社員」から、異業種へ転職するのは難しくなります。

しかし、20代・第二新卒のうちであれば、まだ「これからのポテンシャル」や「人柄」を重視して採用してくれる会社はありますよ!

▶ [Re就活で「未経験からでも育ててくれる正社員求人」を探してみる]

現状に不満を抱えたまま、あなたの貴重な時間をすり減らさないでください。まずは水面下で、自分を変えるための行動を起こしましょう!

まとめ:あなたの将来を安売りしないで

新卒の就職活動は、その後のキャリアの土台を作る最も重要な期間です。

そんな時に安く使える労働力欲しさに、甘い言葉で勧誘してくるアウトソーシング企業は、決してあなたの人生に責任を持ってはくれません。

就職活動を早く終わらせたい!という気持ちはわかりますが、「大手企業で働けるならいいか」「色々なところで経験を積めるならいいか」と妥協するのではなく、「自分がこれからどんなキャリアを歩んでいきたいか」を真剣にこだわってください。

甘い言葉に引き寄せられても、今日からでも十分間に合います。まずは一つだけ、行動を起こしてみてください。

今日からできる最初の一歩
  • 気になっている求人が「正社員型派遣」ではないかを確認する
  • 就活エージェントに「自社勤務の求人のみ希望」と明示して相談してみる
  • 既に入社している場合は、第二新卒向けエージェントに無料相談の予約だけ入れてみる

あなたが心から「ここで頑張りたい!」と思える企業と巡り合えるよう、私はこれからもあなたの就職活動を応援しています!

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